酵素とは
「あらゆる生物は、酵素なしで生きていくことは出来ません」
「酵素」がなければ、いくら栄養のある食事を摂っても、消化・吸収してエネルギーへ変換することすらできません。
息をすることも、話すことも聞くことも、歩くことも、笑うことも、生命体としての活動がいっさいできないのです。
スマホにアプリが沢山入れてあっても、肝心のバッテリーが切れていたら使い物になりません。同じことです。
酵素研究の祖と呼ばれる米・「エドワード・ハウエル博士」
酵素はアミノ酸を核とした物質で、その大きさは僅か5~20ナノメートルしかありません。
顕微鏡ですら見えないくらいの大きさのため、長年酵素の存在や役割について知られることは無かったのです。
1985年、酵素研究の祖と呼ばれる米・エドワード・ハウエル博士が「Enzyme Nutrition(酵素栄養学)」を発表。
生命体に不可欠な酵素が認知されるようになってから、僅か30年ほどしか経っていないのです。
消化酵素と代謝酵素
私たちのカラダの中で働いている酵素は、約2万種類を超えると言われており、それぞれが独自の役割をもって
体内で活躍している。大きく分類すると「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられる。
消化酵素 ・・・・・ 食物を消化し、体内に必要な栄養素を吸収するために不可欠な酵素。
三大栄養素である炭水化物・たんぱく質・脂質を消化器官から吸収できる分子のレベルまで小さく
することを消化といい、キチンと消化されなければ、栄養価の高い食事を摂っても、その栄養素が
活かされることはありません。
代謝酵素 ・・・・・ 生きるために体内で行われる様々な化学反応を指す。
腸で吸収された栄養素からエネルギーを取り出す、細胞や器官、骨や筋肉などを修復したり交換。
免疫やホルモン、神経などの働きやバランスを整える。あらゆる生体活動を担う酵素。
新陳代謝・排泄・解毒・修復。
このふたつの酵素は、全く別物ということではなく、必要に応じて消化酵素と代謝酵素とに振り分けられ、カラダの中で
様々な役割をこなしており、一方が多くなれば一方は少なくなる。一日に生産できる酵素は一定量が決まっており、
加齢とともに減少するだけでなく、酵素活性の質も低下してしまう。