日本スタイル。
日本人は厳しい。
品質に関して、ましてや外観に関しても。
商品である中身は同じであっても、
外装である箱に傷や凹みでもあると・・・。
「交換してください!」となる。
野菜にしても同じ事。
A)
均等サイズでまっすぐのニンジン。
見事に揃っているが、栄養価は低い。
(50年前と比べて20%程度しか含まれていない事実)
B)
カタチも歪(いびつ)で、不揃いのニンジン。
見た目には悪いが、無農薬栽培で栄養価は高い。
にもかかわらず。
均等サイズのニンジンを選ぶ。
外装の拘りと同じである。
市販のサプリメント(栄養補助食品)。
A)
ピカピカに琥珀色。透き通って見える。
添加物で覆われていて栄養素少し。
動物性添加物なのかすら不明。
加熱処理で宝石のように美しい。
B)
一切の添加物を排除し、熱処理も成分を考慮して
特殊製法にしてあるから・・・見た目には悪い。
栄養素の吸収効果を最大限にするために
酵素も壊さない工法で作られている。
やはり・・・栄養素もイメージ重視なのだ・・・ろうか?!
製造工法や成分含有に関わりなく、宝石のように
磨き仕上げられたサプリメントで氾濫している。
チェックに厳しい日本人。
家に戻り開封と同時に「ゴミ」と化す外装。
店舗先で「見てくれのいいものに交換した」あれである。
外装にこだわる日本人。
いったい・・・・「求めている本質」とはなんであるのか?
価値を求める「本質」はどこなんだろうか?
日本の広告マンは優秀である。
それらのインサイトを見抜いているもの。
どこを、どの部分を「すばらしい」としてアピールするか?
ちゃんと心得ている。
伝えたいことはいっぱいある。
伝えたくないことは、更にもっとある。
伝えたい「ここ!」に集中して広告を展開しようー。
こうして、「いいところだけ」にフォーカスされた
広告コピーやイメージが、消費者の中に蓄積されていく。
日本の広告マンは優秀なのである。
かくして、低品質で劣悪な商品でも・・・・売れていくのである。
見た目には、落ち度など一切ないくらいにすばらしく見える。
広告を疑え!
本質を見抜く「眼チカラ」を養おう。
サイトでよく「生酵素」なる表現を目にすることがある。
「酵素」はなくてはならない「栄養素」と謳うものすら存在する。
間違いはどこだかわかりますか?
敢えて! 広告コピー的にしているだけです。
って、指摘すると返答があるだろう。
広告コピーとして、そこに食いつく!ってのが
わかっているからなのだけど。。。。
ほんとうに、どうしようもない害にしかならないような
サプリメントが堂々とへんてこな煽りコピーで売られている。
著者は不思議でならない。
サプリメントに関しての基準は、
日本はアメリカの30年前の水準とさえ揶揄されている。
厳格な基準がないのが現状だから。
健康増進法。
健康のための補助食品。
話題の成分も少量とはいえちゃんと入っています。
綺麗好きな日本仕様に仕上げるためには、
添加物だって入れちゃいます。
害はそんなにないと思いますよ。
栄養素補給で・・・・害は・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・。
どこかで、サプリメントに関して
「グレード分類」する日がきっと来るはずだ。
厚生労働省には・・・FDA的なことはできないけど。
知れば知るほど、怪しいサプリメントがてんこ盛りである。
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