流行の成分。
実に難しい成分名なのに、子どもですらスラスラと口にする。
ヒアルロン酸、コエンザイム、リコピン・・・・・。
コンドロイチン、グルコサミン・・・・。
日々流行の言葉に枚挙が無い。
美容と健康というカテゴリーの広告では、最新の有効成分配合と
銘打ってこれらの「成分名」が連呼される。
ナノレベルの研究や分子構造研究の成果なのだろう。
以前、新たに登場する化粧品についてのアンケートを行ったことがある。
選択するキーワードは、「新しい話題の成分が入っているかどうか?」だった。
メーカー名よりも、商品名よりも、なによりも「成分名」を基準にしてる!
有効とされる成分は、女性誌やテレビを通じて、美容業界や健康業界に
一気に拡散されることになる。
化学式を見せられたって・・・わからないのに。
話題の成分となると、効果効能を尤もらしく記述しているが・・・
誰も疑うことなく信じているのもまたすごいことだ。
ある人に訊いてみた。その商品を選ぶ事由を。
「とにかく、どんなものなのか試して見たいのよ!」
この一言に尽きる。
安価で大量に提供することで、トライアルの壁は低くなる。
一時的には「ヒット商品」になるのだが、「ロングセラー」には程遠い。
というのも、トライアルで購入して「いいね!」と感じたお客様にすら
次々と「新成分」配合ということで、飽きさせない話題づくりの新商品を
勧めてくるから。
今後、流行の成分についてそれそれを深堀してみようと思う。
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